宮浦もも(11歳)
東京から汐島に引っ越してきた小学6年生の女の子。人見知りだが、打ち解けた人には自分を出せる少し内弁慶なタイプ。芯は強く自分の考えをしっかり持っている。
美山加恋さん
ももは都会から小さな島にやってきて、なかなか馴染めず人見知りな女の子ですが、実は面白くて元気な女の子です。妖怪たちが出てくるような作品は今回が初めてで、ももという重要な役柄で、不安と緊張もありましたが、何より楽しみで嬉しかったです。画の表情に合わせて感情を作ったり、息遣いひとつでも変化をつけるのが大変でもあり、それぞれの場面で違いがあって楽しかったです。私ももものように、自分の感情を言葉にするのが難しく、伝えたいことを伝えられないところもありましたが、ももを見ていてきちんとそれを伝えられるようになりたいと思いました。見守り組との楽しいやりとりも見所ですが、お母さんのピンチに立ち向かうももの成長を見ながら何かを感じていただけると嬉しいです。
宮浦いく子(39歳)
もものお母さん。明るく美人で、決断力と行動力がある。周りの人に心配をかけないように、いつも元気に振舞うので、親しい人には無理をして頑張っているようにも見える。
優香さん
ももの母親、いく子の声を担当しました。いく子は娘もものために一生懸命がんばる強いお母さんで、見ていてとても気持ちの良い人です。久しぶりの声優のお仕事で、さらに初めての母親役だったのでとても緊張しました。『ももへの手紙』のキャラクターは声がなくても感じられるような表情がとても豊かで繊細です。その雰囲気を壊してはいけないとプレッシャーも感じつつ やりました。
この作品は、自分の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる、温かく、家族の関係がより良くなれるような作品です。映像もキャラクターたちも素晴らしくて見所もたくさんあります。ぜひご家族揃ってご覧ください。
イワ
3人の妖怪の中ではリーダー格だが、どこか抜けていて、いつも仲間に突っ込まれている。怖い顔だが、心根はとても優しい。「ござる」言葉を使う。
西田敏行さん
ももを見守る妖怪=見守り組のイワの声を担当しました。イワのルックスが何となく自分に似ているので、親近感を持ちました。かわいげのある、憎めないところも共通点でしょうか(笑)現実にいて欲しい愛すべき妖怪たちです。グッズが出たら買います(笑)
すごい傑作になるだろうと感じながら、参加できている自分を誇らしくも思いましたし、ものをつくることへのピュアさを感じながら声を入れられたことは初めての体験でした。
世界に冠たるアニメ大国といわれている日本には、まだ素晴らしい逸材があります。それが映画『ももへの手紙』だと思います。
ぼくは、いち声優として参加をさせていただきましたが、映画館でも5、6回は観るだろうと思っています。
この映像の素晴らしさ、努力と汗の結晶を、皆様もぜひスクリーンでご覧ください。
「大切なことをちゃんと伝えよう」 というテーマを、この作品は、声高にいうのではなく、“そうしようね”って優しく肩に手をかけてくれるように教えてくれる作品です。僕もこれからは、そういうふうにして生きていこうと思っています。